【株式投資の歴史】株式投資はハイリスクか??歴史から学ぶ、株式投資の仕組み

投資

株式投資についてあまり知らない人は、株式投資と聞くと、

「ギャンブルチックで、ハイリスクなもの」

というイメージを持たれているかもしれません。

ですが、「株」や「株式市場」の仕組みを理解すれば、決してそんなものではないということが分かると思います。

そこで今日は、株式投資の仕組みを知ってもらうためにも、株式投資の歴史からまとめていこうと思います。

株式投資の歴史

世界初の株式会社

世界で最初の株式会社は東インド会社です。東インド会社は1602年にオランダで誕生しました。

時代は大航海時代、欧州諸国はインドや東南アジアと貿易を行っていました。

現地の特産物は莫大な利益を生みましたが、一回の航海には多額の費用が必要でした。

そのため、航海の費用を資産家が資金援助し、貿易が成功したときは収益の分配を受け取るという形をとっていました。

ただし、当時の航海水準は今よりもずっと低かったため、略奪や沈没などのリスクが高く、

最悪の場合、出資したお金は帰ってきませんでした。つまり、資産家にとっては、かなりハイリスクな投資だったわけです。

そこで、東インド会社という貿易企業がつくられ、企業そのものに出資を募り、企業のトータルの利益が出資額に応じて資産家に分配されるという仕組みが作られました。また、資産家は出資したことを証明する株式がもらえました。

こうすることで、多数の資産家が投資できる上に、資産家1人1人のリスクを軽減することが出来ました。

これが、世界で初の株式会社の始まりです。

現代における株式投資の仕組み

現代の株式投資も、大航海時代と基本的には変わりません。

昔の貿易会社は今の株式会社であり、資産家は今の株主となります。

  • 貿易会社 = 株式会社
  • 資産家(投資家) = 株主

ですが、昔と現在の大きな違いは、昔は一部の資産家のみが株式を売買していたのですが、現在では「株式市場」のルールや制度が整備され、株式市場を通じて株が公平に売買されるようになったということです。

株式市場が整備されたことにより、一般の個人投資家も参加できるような仕組みになりました。

一方で、株価は「売りたい人」と「買いたい人」の需要と供給の関係によって決定するので、株価変動によって損をするリスクが生じました。

まとめ「株式投資は仕組みを知れば怖くない」

歴史からわかる株式投資の本来の意義は以下の二つです。

  1. 事業のための資金調達。
  2. 出資者1人1人のリスク低減。

ハイリスクなものと思われがちな株式投資ですが、実際にはリスクを下げるために作られた仕組みです。

会社は株式により安定的な資金調達が可能になり、投資家は出資した分の配当を受け取ることが出来る。

これは現在でも変わらず、これが株式投資の本質です。

株価変動によるリスクは確かにあります。しかし、こういった株式投資の本質が分かっていれば、

株式投資は決してギャンブル(投機)ではなく、投資家と企業双方にメリットがある仕組みだとわかると思います。

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